こんにちは、これいい和の店長です。
桜が満開を迎え、外に出るのも楽しくなってくる頃ですね。ただ、まだまだ春のあたたかさと、朝晩の寒さが共存している4月。日本製や工芸品を扱うこれいい和市場の商品の中でも、桜に関連した商品やお花見を楽しめるような酒器などが人気の季節です。

今回は、春をより楽しく過ごせる季節の過ごし方を二十四節気と共にご紹介いたします。

はじめに

二十四節気とは?
二十四節気とは、もとは古代中国に季節を表す暦のようなものとして考えられました。春夏秋冬の4つの季節を、さらに6つに分けたものを指します。

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1.「立春 りっしゅん」 2/4~2/17頃

 2/3の節分の翌日から2/17頃までを「立春」といい、春の訪れを感じてくる頃とされています。とは言ってもまだまだ冬の寒さが続く日々。この日から春分までの間に強く吹く南寄りの風を「春一番」といいます。春一番が吹くとあたたかくなりますが、その後はまた寒くなるとされています。

この立春で有名な風習が2/4の節分です。「立春大吉」と書かれたお札を家に貼ることで、招運来福を祈り、鬼除けの効果があるとされています。年の数だけ食べる豆も楽しみですね。
また、この時期の花として知られているのが、梅の花です。桜よりも早く春を告げる梅は、その昔、桜よりも春の花として知られていました。本格的な春を楽しみにしつつ、冬の寒さにもしっかり対策をして過ごしましょう!

2.「雨水 うすい」 2/18~3/4頃

空から降る雪が雨へと変化し、雪解けが始まる頃とされ、解けだした水が大地に潤いをあたえます。ただ、地域によっては雪のピークになることもありますが、少しずつ天気の変化も感じ始める時期になります。3/3のひな祭りは「上巳(じょうし)の節句」と呼ばれ、この頃にひな人形を飾ると良縁に恵まれるとも言われています。
お祝いの席に飾る菱餅、ひなあられ。ひなあられには「桃、白、緑、黄」の4つの色で主に構成され、それぞれが四季をあらわしているそう。一年を通じて娘の健康を祈る、という意味が込められているそうです。
2~3月は行事が多い月でもあります。行事の意味を知り、楽しみながら日々を過ごしたいですね。

3.「啓蟄 けいちつ」 3/5~3/19頃

冬眠をしていた虫たちも、春の訪れを感じて動き出す頃。「啓」には「開く、開放する」という意味があり、「蟄」には「虫が冬に土の下に隠れる、閉じこもる」という意味があり、「啓蟄」は春の到来により、虫たちが土からでてくることを意味しています。桃の花が咲き始めるなど、春の兆しもたくさん目にするようになります。
桃の花には邪気を払う効果があるとされています。その理由は、一説によるとあの有名な「古事記」から知ることができます。イザナミノミコトを追い、イザナキノミコトも黄泉の国へ向かいます。そこで怒りをあらわにしたイザナミノミコトから逃げる際に、桃の実を投げたのが邪気を払うとされたはじまりと言われています。

4.「春分 しゅんぶん」 3/20~4/4頃

昼と夜の長さが一緒になるとされる日。「自然を讃え、生物を慈む日」とされています。桜が満開になるこの時期。本格的に春を感じます。

また、季節の変わり目は天気も変わりやすく、まだまだ気温が安定しなかったり雨や雷が多いのもこの時期の特徴です。

さらに、卒業式や入学式、引っ越しなど、出会いや別れなどの環境の変化も大きいのがこのタイミング。一年の締めくくりをして4月以降のスタートを切れるように、お別れのご挨拶や入学、入社、昇格等のお祝いの品などはしっかり準備しておきたいものですね。

桜の花が満開になるのもこのころ。あたたかくなってきてお花見や外にでかけたくなる季節ですね。

桜の時期におすすめのアイテム
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5.「清明 せいめい」 4/5~4/19頃

全てのものが清らかで生き生きしている様子を表す、「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」という言葉の略が「清明」になります。花が咲き誇り空は青く澄みわたる、清々しい陽気に思わず外にでかけたくなりますね。

沖縄ではお盆、正月と並ぶ三大行事の一つ、「清明祭 (シーミー)」があります。「清明祭 (シーミー)」とは、お墓に親族が集まり、お酒などのお供えをした後にみんなでご馳走をいただくこと。中国より伝来したとされている風習です。

環境が変わり新生活をスタートする人も多い季節。慌ただしく過ごす日々に、自分でも気付かないうちに疲れがたまっていたりすることも。春の旬のものを頂いて、すこやかにすごしていきましょう!

6.「穀雨 こくう」 4/20~5/4

穀物に実りをもたらす雨が降り注ぐ頃。春雨が百穀を潤し、芽を出させるという「百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)」から名付けられており、まさに恵みの雨を現わしています。

穀雨の終わりごろには八十八夜が訪れます。立春から数えて八十八日目の夜を「八十八夜」といい、田植えや茶摘みが行われます。「八」「十」「八」の三つの字を組み合わせて「米」になることから、農業の吉日とされてきました。その日に摘んだお茶を一番茶として飲むと一年無病息災でいられるとも言われています。
「夏も近づく八十八夜~♪」という歌もあるように、季節は春から夏へと移り変わる時期とも言われています。

春の二十四節気について説明してきましたが、いかがだったでしょうか。
四季がある日本だからこそ、その季節に合った過ごし方を考えたり、行事を意識して準備をしたり・・・と、めいっぱい季節を楽しめるのが日本のいいところですね。
次は夏の二十四節気をご紹介いたします!

最後に

春の二十四節気について説明してきましたが、いかがだったでしょうか。
四季がある日本だからこそ、その季節に合った過ごし方を考えたり、行事を意識して準備をしたり・・・と、めいっぱい季節を楽しめるのが日本のいいところですね。
次は夏の二十四節気をご紹介いたします!