もくじ

1|はじめに

2|くらしを楽しむ二十四節気

 2-1|春の二十四節気

 2-2|夏の二十四節気

 2-3|秋の二十四節気

 2-4|冬の二十四節気

3|最後に

1|はじめに

こんにちは、これいい和店長です。
秋を通り越して、冬を意識するこの頃。みなさま冬支度は進んでいますか?
日本には春夏秋冬、季節によっての楽しみ方がたくさんあります。
ファッションや食べもの、そして使う物。
今回は、季節の変化を知り、日々のくらしを楽しむヒントになる「二十四節気」についてご紹介したいと思います。

2|くらしを楽しむ二十四節気

みなさんは「二十四節気(にじゅうしせっき)」という言葉はご存じですか?
二十四節気とは、春夏秋冬の4つの季節を、さらに6つに分けたものを指します。
例えば、春という季節の中にも約15日の期間ごとに名称があります。
「立春」や「夏至」など、皆さんも「聞いたことがある!」という方もいるかもしれませんね。
ここでは、新暦(現在の暦)に合わせて二十四節気をご紹介したいと思います!

2-1|春の二十四節気

「立春 りっしゅん」 2/4~2/17頃
 春の訪れを感じてくる頃。この日から春分までの間に強く吹く風を「春一番」といいます。

「雨水 うすい」 2/18~3/4頃
空から降る雪が雨へ。雪解けが始まる頃。この時期にひな人形を飾ると良縁に恵まれるとも言われています。

「啓蟄 けいちつ」 3/5~3/19頃
冬眠をしていた虫たちも、春の訪れを感じて動き出す頃。

「春分 しゅんぶん」 3/20~4/4頃
 昼と夜の長さが一緒になるとされる日。「自然を讃え、生物を慈む日」。

「清明 せいめい」 4/5~4/19頃
全てのものが清らかで生き生きしている様子を表す、「清浄明潔」という言葉の略。

「穀雨 こくう」 4/20~5/4
穀物に実りをもたらす雨が降り注ぐ頃。穀雨の終わりには八十八夜が訪れ、その日に摘んだお茶を一番茶として飲むと1年無病息災でいられるとも。

2-2|夏の二十四節気

「立夏 りっか」 5/5~5/20頃
新緑が生い茂り美しい頃。天候が安定しているこの時期は夏の準備もおすすめです。

「小満 しょうまん」 5/21~6/4頃
気温が上がり、成長していく万物のエネルギーが天地に満ちはじめます。

「芒種 ぼうしゅ」 6/5~6/20

稲や麦などの種まきを始める頃とされています。梅雨がやってくる時期です。

「夏至 げし」 6/21~7/6頃
1年を通じて昼の長さが一番長くなるとされる日。

「小暑 しょうしょ」 7/7~7/22頃
長い梅雨が終わりへと向かい、いよいよ暑さも本番に。

「大暑 たいしょ」 7/23~8/6頃
1年で最も暑くなる時期。「土用の丑の日」でうなぎを食べたり、打ち水もおすすめです。

2-3|秋の二十四節気

「立秋 りっしゅう」 8/7~8/22頃
秋の兆しを感じはじめる頃。「残暑見舞い」という言葉を使うのもこの頃からです。

「処暑 しょしょ」 8/23~9/6頃
暑さも少しずつ和らいでいく。台風が現われる頃でもあります。

「白露 はくろ」 9/7~9/21頃
気温が下がり、植物にも朝露が降りる頃。本格的な秋の到来です。

「秋分 しゅうぶん」 9/22~10/7頃
昼と夜の長さが同じになるとされる日。「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ」秋分の日は、お墓参りをする風習も。

「寒露 かんろ」 10/8~10/22頃
草木に宿る露が冷気によって冷たくなる頃。朝晩は冷え込みが強くなります。

「霜降」 10/23~11/6頃
霜が降りるという名の通り、朝晩の冷え込みが増し日も短くなります。そろそろ冬支度も。

2-4|冬の二十四節気

「立冬 りっとう」 11/7~11/21頃
冬のはじまり。木枯らしや初雪の到来もある頃。

「小雪 しょうせつ」 11/22~12/6頃
雪が降りはじめる時期。大雪ではなく、わずかな雪という意味から「小雪」とされています。

「大雪 だいせつ」 12/7~12/21頃
冬本番。雪が激しく降り始めます。年の瀬にむけ、少しずつ慌ただしくなってくる頃です。

「冬至 とうじ」 12/22~1/4頃
1年で最も夜が長いとされる日。この時期は柚子湯に入って温まるのもおすすめ。

「小寒 しょうかん」 1/5~1/19頃
寒さが厳しく感じられる「寒の入り」。七草粥や鏡開きのある時期です。

「大寒 だいかん」 1/20~2/3頃
1年で最も寒いとされる頃。気候を利用した「寒仕込み」もおすすめです。

3|最後に

いかがでしたか?

もとは古代中国に季節を表す暦のようなものとして考えられた二十四節気。
そのため、日本の季節感と少しずれが生じる部分もありますが、季節を細かく見ていくことで、1年の移り変わりを改めて感じられることができて様々な発見があるのではないでしょうか。
変化にゆとりをもって楽しく過ごしていきたいですね。