こんにちは、これいい和の副店長です。
これいい和では、工芸品を販売するだけでなく商品の企画・開発を行っています。
現在は、かっこいい二つ折り財布を開発中ですので、財布を買い替えようと思っている方(特に男性)は、もう少しお待ちください。きっと気に入って頂ける財布ができますので!!

商品の企画をして思う事は、工房さんの存在の有難さです。
作りたい商品のアイディアがあっても、それを形にする人たちがいなければ、商品化すらできません。
日本の工芸品も同じです。長い歴史、高度な技術があっても作る人がいなければ、途絶えていってしまいます。途絶えない為にも技術継承、情報発信が必要です。

今回は、工芸品を途絶えさせない為に職人になった若い職人の方々をご紹介したいと思います。

もくじ
1|若者の工芸品離れ
2|若手職人の紹介
3|工芸品と若者の今後
4|最後に

1|若者の工芸品離れ

グラフ①

年々、若者の工芸品離れが進んでいます。
実際に全国20代~30代男女(身近に伝統工芸品を使用している方)約1,000名を対象に行ったアンケートでは、「若者の伝統工芸品離れについて、どのように感じますか?」という質問に対して約80%の方が離れていっていると思うと答えています。

この割合を減らしていく事が大切になっていきますね。

2|若手職人の紹介

工芸品業界でも高齢化が進む中、技術を受け継ぎ、伝統産業を盛り上げている若手職人がいます。
経済産業省 近畿経済産業局では、関西で活躍されている職人の方のインタビューが掲載されています。中にはフランス人で堺打刃物を世界に広める為に、修行をしている方もいらっしゃいます。
↓インタビュー記事URL↓
「若い世代が伝統産業を盛り上げる ~伝産男子。伝産女子。~」
https://www.kansai.meti.go.jp/3-5sangyo/densan_page/densantop/interview.html

また、これいい和では、白河だるま(福島県)を世界に広めるために日々奮闘されている、
白河だるま総本舗の14代目店主 渡邊 高章さんにインタビューをしております。
渡邉さんも若手として伝統産業を盛り上げている方の1人になります。

↓ブログ記事↓
https://koreiiwaichiba.com/apps/note/%e7%99%bd%e6%b2%b3%e3%81%a0%e3%82%8b%e3%81%be%e3%81%ae%e6%8c%91%e6%88%a6%ef%bc%81%ef%bc%81/

3|工芸品と若者の今後

グラフ②

工芸品離れしている現状に変化が必要だと思っている方が、グラフ②から9割以上もいる事がわかります。
変化が必要だと思う方の意見として、下記のようなアイディアが出ています。
・若者に身近なアクセサリーに加工して伝統工芸品に触れるきっかけを作る
・カップルや友達と体験できるブースを作る
・鉄道やバスなどの内装に伝統工芸を織り交ぜ、身近に感じさせる機会を多く設ける

こうしてみると、工芸品に触れる「きっかけ」が必要だと思っている方が多いようです。
まずは知らない人に知ってもらう事が大切になってきますね。
これいい和では、オンラインショップやPOPUP、SNSを通して工芸品の良さを発信しております。
もっと多くの方に知って頂き、伝統産業を盛り上げられる様にこれいい和一同頑張ります!!

4|最後に

いかがだったでしょうか。
年々、工芸品離れをする人が増え、このままだとより衰退していく工芸品業界。
実は、私もこれいい和に携わるまで全く工芸品を知りませんでしたし、工芸品は古くて、高価で、自分は関わる事はないものだと思っていました。
ただ、工芸品に携わっていく中でそればかりではない事を知り、工芸品を守り、発展させていきたいと思っております。
日本製というだけで、どこか安心感や品質の良さを感じさせるのは、昔から職人さんたちが工芸品を通して、日本の技術の高さを示してくれたからだと思います。
だからこそ、それらを守って、より良いモノへ発展させていく事が大切だと思っています。
これいい和も工芸品や日本文化を通して、日本を誇りに思う人を増やしていきます。

【調査概要】
調査期間:2022年11月17日~2022年11月18日
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,006人
調査対象:全国20代~30代男女(身近に伝統工芸品を使用している人)
モニター提供元:ゼネラルリサーチ

<参考>社百年匠人『「若者の伝統工芸品離れと今後」に関する調査』
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000113210.html