こんにちは、これいい和の店長です!
秋はどこに行ったのかと思うくらい、まだまだ暑い9月。
どことなく朝晩の涼しさを感じつつも、残暑の厳しい時期ですね。

さて、今回は秋の準備に向けて「秋の二十四せっき」をご紹介します!

二十四節気とは?
二十四節気とは、もとは古代中国に季節を表す暦のようなものとして考えられました。春夏秋冬の4つの季節を、さらに6つに分けたものを指します。

↓ 二十四節気 詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。 ↓

もくじ
1|「立秋 りっしゅう」 8/8〜8/22頃
2|「処暑 しょしょ」 8/23〜9/7頃
3|「白露 はくろ」 9/8〜9/22頃
4|「秋分 しゅうぶん」 9/23〜10/7頃
5|「寒露 かんろ」 10/8〜10/23頃
6|「霜降 そうこう」 10/24〜11/7頃

1|「立秋 りっしゅう」 8/8〜8/22頃

秋の兆しを感じはじめる頃。「残暑見舞い」という言葉を使うのもこの頃からです。夏の終わりといえば、ひぐらし。夕暮れ時に鳴くひぐらしの鳴き声が少しずつ夏の終わりを感じさせてくれる時期とされています。とはいえ、気候的には暑さは本番。お盆休みや夏季休業、夏休みの時期でもあります。
お盆の時期には伝統行事のエイサーがあったり、その他全国各地でたくさんのお祭が開催されます。しっかり熱中症対策をして夏を乗り切りましょう!

2|「処暑 しょしょ」 8/23〜9/7頃

暑さの峠は越したとされる「処暑」。まだまだ残暑も厳しいですが、少しずつ暑さも和らいでいきます。気候の変化があったり、台風が現われる頃でもあります。
秋といえば、「食物の秋」あまり知られていませんが「秋の七草」というものもあります。「七草がゆ」といえば春のイメージが強いですが、秋は萩・桔梗・葛・藤袴・女郎花・尾花・撫子で七草とされているそうです。

3|「白露 はくろ」 9/8〜9/22頃

気温が下がり、植物にも朝露が降りる頃。だんだんと秋の気配を感じてきます。
夜は少しずつ気温が冷えてくるため、朝露が宿りはじめます。食べ物の旬としては「秋刀魚」です。秋刀魚は秋の味覚の代表格でもありますね。他にも梨やカボチャなど旬のものがたくさんあります。9月の中旬から後半の間で、「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」、別名「十五夜」があります。すすきにお団子をお供えしながら、ぜひお月見を。

4|「秋分 しゅうぶん」 9/23〜10/7頃

「秋分」は昼と夜の長さが同じになるとされる日。秋分の日は「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ」とされる日です。この時期にある「お彼岸」は秋分の日を真ん中に前後3日間を含めた7日間のこと。お墓参りに行ったり、おはぎをお供えしてご先祖様を敬う風習があります。
また、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、少しずつ残暑も落ち着いてくる頃。秋がいよいよやってきますね!

5|「寒露 かんろ」 10/8〜10/23頃

夜が長くなり、草木に宿る露が冷気によって冷たくなる頃です。朝晩は冷え込みが強くなり、秋の到来を感じられる頃。秋の夜長に読書はいかがでしょうか。
季節の花としては菊の花が咲き始めます。10月の中旬ごろは(旧暦9月9日)は「重陽(ちょうよう)の節句」とされ、菊の花をお酒に浮かべる「菊酒」があります。菊の花は邪気を払う力があるとされています。秋の味覚と共に菊酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。

6|「霜降 そうこう」 10/24〜11/7頃

霜が降りるという名の通り、朝晩の冷え込みが増してきて日も短くなります。
そろそろ冬支度をはじめる頃、あたたかい肌触りの装いに衣替えのタイミングですね。
もみじなどの、紅葉が美しくなるこの時期は、秋の魅力を存分に楽しめる行楽シーズンです。
野山を散策したり、遠出をするのもおすすめです。

今年は残暑が厳しく、まだ秋の気配を感じることがあまりないように思いますが、少しずつ変化していく暦。
気温の変化に上手に付き合いながら、日々を丁寧に過ごしていきましょう!