こんにちは、これいい和のおかみです。

今回のテーマは日本の伝統技術が詰まっている「ボトルアーマー(甲冑)」について。

戦国武将のイメージが強い甲冑ですが、人気の秘密をご紹介します!

もくじ

1.そもそも「ボトルアーマー」って何?

2.甲冑の歴史

3.海外から見た甲冑

4.ご利用シーン

1.そもそも「ボトルアーマー」って何?

「ボトルアーマー」というものは、日本酒の一升瓶やワインボトル(BOTTLE)の上に甲冑(ARMOR)を着せるインテリアです。

東京都の指定伝統工芸品である「江戸甲冑」で作られた本物の甲冑を用いていますので、非常に重厚感があります。

匠の技術によって生み出されるボトルアーマーには日本伝統技術が詰まっています

江戸甲冑は、金細工・くみひも・木工・京織物・皮革工芸といったいくつもの伝統工芸の技術を集めた究極の工芸品と言っても過言ではありません。

約5,000という工程を一つひとつ手作りされてできる工芸品は本物のみが持つ輝きを感じさせます。

2.甲冑の歴史

最近では、「大谷選手=兜」というイメージを持たれる方も多いと思います。2023年のシーズンでホームランを打った時に兜をかぶってお祝いを受けている映像が流れたり写真を目にしたりする機会も多かったと思います。

実はシーズン開幕前に、エンゼルス内でホームランを打った際のパフォーマンスをどのようにするか会議が行われたそうです。

クオリティ・コントロール・コーチのティム・バス氏が「兜をかぶる」という提案をし、大谷翔平選手にもお伺いがあり承諾を得て通訳の水原一平さんが準備したそうです。

これはホームランセレブレーションという本塁打を祝う儀式だそうです。

ちなみに、ホームラン王に輝いた事もあり大谷翔平選手がよく兜をかぶっているイメージがあると思いますが、エンゼルスで最初にこの兜をかぶった選手はマイク・トラウト選手でした!

実は、日本における甲冑の歴史は、弥生時代にまで遡ります。平安時代ごろから「大鎧」(おおよろい)が登場し、ここから「日本式甲冑」が発展したそうです。

甲冑とは防具の一つで、戦闘の際、身体を保護するものをいいます。 時代によって違いますが、甲は鎧(よろい)、冑は兜(かぶと)のことをさします。 「よろい」は、胴体に着用する防御具の総称であり、「かぶと」は頭部の防御具です。

これらは機能性だけではなく、武将の威厳や地位の高さを誇示するための物でもありました。特に戦国武将の甲冑は、武将によって使う素材や色が異なり、とても個性的でした。芸術品としても多くの人々を魅了し、現在も高い人気を集めています。

製作にかかる費用は、甲冑の種類にもよりますが、家一軒分(数千万円)くらいのものもあるとか!

また、はじめにもお伝えした通り、甲冑はいくつもの伝統工芸の技術を集めた究極の工芸品と言っても過言ではありません。

膨大な知識や技術、そして経験が必要です。すべてを修得し、1人前の甲冑師となるには20年はかかるそうです。

このような日本の技術が詰まった甲冑は、世界でも大きな影響を与えています。

3.海外から見た甲冑

映画『スター・ウォーズ』に登場するシスの暗黒卿ダース・ベイダー。

実はもともと日本の甲冑(かっちゅう)をモチーフにデザインされたとも言われているんです。

また外国人507人を対象に、2023年11月24日〜11月26日の期間で日本への旅行時の体験についてのアンケートを実施した結果、グラフのようになったそうです。(クレソン株式会社 調べ)

外国人が日本で体験したい伝統文化の2位は「侍・殺陣」です。13.2%もの人が選択しています。甲冑に身を包み、主君や自身を守るために剣術を極めていく姿は外国人にはとても魅力的に映るものです。映画「ラストサムライ」や「キルビル」、「七人の侍」での殺陣演舞は、日本人が見ても迫力があるもので、映画やアニメを通じて侍のかっこよさを感じた外国人が多かったと推察できます。

4.ご利用シーン

このような点からも外国人の方へのプレゼントやお土産に大変喜ばれている大迫力の逸品です。

また、ご自身の宝物としてはもちろん、一生ものの宝物となるボトルアーマーに想いを乗せ、出生祝いや成人祝い、還暦祝い、定年祝い、退職祝い、会社設立祝いや繁栄祈願、誕生日のお祝いや健康祈願、端午の節句(子供の日)のお祝いなど大切な人への贈り物としてプレゼントされてはいかがでしょうか?

ボトルアーマーは、通常サイズ(日本酒の一升瓶に着せるサイズ)とミニサイズ(ワインボトルに着せるサイズ)があります。和室にはもちろん合いますがが、インテリアとして洋室にも非常に合います。

お気に入りの日本酒と一緒にプレゼントするとより素敵な贈り物になると思います。

日本酒は、ヤマタノオロチに飲ませて、スサノオノミコトが退治したと古事記にも記されているように日本の神代の時代から愛されてきました。

お神酒(おみき)という言葉があるように古くから神様へお供えをしたり自らを清めるために使われたり、お祝いの席での乾杯に使われたりしてきましたので、ボトルアーマーと合わせてプレゼントすることで非常に縁起の良いものになることは間違いありません。

また、端午の節句の新しいかたちとして贈られることも多いそうです。通常の甲冑よりも小ぶりで、インテリアとして利用できますのでお子様や、お孫様にお贈りし成人した際には、一緒にプレゼントした年代物のワインや日本酒の古酒で成人を祝うのも良いかもしれませんね!