こんにちは。これいい和のサングラスです。
最近入らせていただきました。新人ですが皆さんに少しでもお役立ちできる内容をお届けできたらと思います!
これいい和で働くようになり、街中で工芸品などが目に留まるようになりました。
特に百貨店やデパートに行くと「〇〇焼き」などの焼き物をよく見るようになったのですが、焼き物には大きく分けると「陶器と磁器」に分けられるそうです。
聞いたことがあるけど、違いを知らないという人も多いと思いますので、
皆さんが普段何のお皿を使っているのか、今回を機にぜひ調べてみてください!

1|陶磁器の歴史
2|陶器と磁器の違い
3|日本三大陶磁器

1|陶磁器の歴史

まず陶磁器の歴史を簡単に説明いたします。
日本では縄文時代までさかのぼります。
歴史の授業で一度は見た、縄文土器にはじまりまして、中国からのいわゆる「唐物(からもの)」の影響を受けて発展していき、安土・桃山時代にお茶の文化が反映するとともに日本陶磁史においても黄金期を迎えました。
そして実は磁器は1610年代に日本では初めて作られたそうです。

2|陶器と磁器の違い

陶磁器とは陶器と磁器などの焼き物のことをいい、素地(きじ)の質や焼成温度によって、陶器や磁器などに大別されます。
磁器は「土物」といわれ、粘土を原料とし比較的低温で焼き上げたものをいいます。
磁器と比べると、密度が低く割れやすいため、厚く仕上げられます。

〈ここで豆知識〉
陶器と磁器の見分け方ですが、指ではじくと鈍い音がするのが陶器、キンと硬い音がするのが磁器です。

3|日本三大陶磁器

皆さんは「日本三大陶磁器」があるのは知っていますか?
「美濃焼・瀬戸焼・有田焼(伊万里焼)」です。
それぞれの特徴をご紹介します!

〈美濃焼〉
岐阜県で生産されてきた陶磁器の総称。
その起源は奈良時代と大変歴史があります。
中でも私の大好きな「織部(おりべ)」が代表的で、
味のある緑が特徴の焼き物です!
※他にも、黄瀬戸(きせと)、瀬戸黒(せとぐろ)、志野(しの)などがあります。

〈瀬戸焼〉
愛知県瀬戸市を中心に作られる焼き物の総称です。
日本の中でも珍しい陶器も磁器も焼かれる産地でして、
陶器は「赤津焼」が代表的でして、磁器は「瀬戸染付焼」が有名です。

〈有田焼(伊万里焼)〉
佐賀県で生まれた磁器で、400年以上の歴史があり、透き通るように
白い磁肌と呉須(藍色の顔料)で描いた柄に華やかな赤絵(赤、緑、黄、紫、青)が特徴です。
耐久性も高く、日用品から美術品まで様々ございます。

4|最後に

皆さんが普段使っている陶磁器を教えてください!
この機会にぜひ陶磁器に触れてみてはいかがでしょうか?