こんにちは、これいい和のサングラスです。
今回はあの有名な「博多織」についてご紹介させていただきます。

皆さんも一度は見たり聞いたりしたことがあるくらい有名な博多織。
ですが詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
そんな博多織について今回はご紹介いたします。

まさに職人技の博多織

博多織は福岡県と佐賀県で生産されている絹織物で、1976年に国の伝統的工芸品として認定されました。
特に博多帯が有名で、沢山の経糸(たていと)に数本の糸をまとめ合わせた太い横糸(よこいと)を強く打ち込んで作られる、コシのある丈夫な生地が特徴的です。
中には1つの帯に15,000本以上にもなる経糸を使い、その縦糸を1本ずつ決められた順番で1mmにも満たない非常に小さな穴に通していくそうです。。。!
それだけ手間がかかっている博多帯は、締めた際に経糸同士が摩擦を生むため帯が緩みにくく、しっかりと締める事ができます。
そして帯を締める際に「キュッキュッ」という音がなる「絹鳴り」が特徴です。
私も博多帯を持っていますが、絹鳴りの音は心地いいだけでなく、身が引き締まる気持ちになります。
また「博多織の職人は鳴かせてこそ一人前」という言葉も受け継がれているそうです。

柄に込められた想い

博多織の中でも、献上柄は代表的でご存じの方もいらっしゃるかと思います。
献上柄という名は、江戸時代に筑前福岡藩の初代藩主によって博多織の反物や帯が江戸幕府へ献上されたことからついたそうです。
仏具がモチーフの「独鈷(どっこ)柄」や「華皿柄」は魔除けや厄除けの願いが込められています。縞のモチーフは中子持縞(親子縞)、両子持縞(孝行縞)があり家内安全、子孫繁栄の願いが込められています。
これいい和では、こういった意味を添えてプレゼントや贈りものをされる方も多くいらっしゃいます。
また、織りの種類は沢山あり「平地」「紗(しゃ)」「間道」「佐賀錦」などがあります。
ちなみに相撲界では十両以上でないと博多織を締めることが許されないそうです。

最後に

いかがでしたでしょうか。博多織について知らないことも多かったのではないでしょうか。
博多織は本当に沢山の柄や織り方があります。
是非この機会に自分の好きな博多織を探してみてはいかがでしょうか。