空気をふくんでいるのでとってもやわらかく、肌触りが良いのが特徴の遠州綿紬。

着物の生地としても有名な遠州綿紬ですが、そんな織物の魅力を今回はご紹介していきます。

1 遠州綿紬の歴史

日本三大綿織物産地のひとつ「遠州綿紬」。
江戸時代から三河、泉州と並ぶ三大産地として栄えた織物です。


静岡県の浜松市を中心とした「遠州」地域で織られ、この地域は温暖な気候と自然に恵まれた環境から、綿作りが盛んでした。

そしえて、明治時代になってからは機織り機である力織機の誕生により、より織物の文化が促進される環境が整っていました。

現在も代々紡がれてきた伝統的な織り方を活かし、織物の文化を継承しています。

2 遠州綿紬とは?

遠州綿紬の特徴は、使えば使うほど、肌ざわりが良くなってくることです。

その秘訣はシャトル織機でゆっくりと丁寧に織っているから。使い込んでいくと生地が空気を含んでいくので、より厚みが生まれ風合いが増すのが遠州綿紬です。

ちなみに、「紬」とは、糸を交互に織り上げていく織物の総称です。絹や綿などの天然繊維を使って織られています。紬は通気性や吸湿性にも優れていることから、日常使いにもぴったりです。

3 はんかちシリーズ

特におすすめなのが、「はんかち」です。

これいい和でも人気のはんかちシリーズ。

紬の良さを存分に楽しめるような豊富なラインナップになっています。

様「ネップ」と呼ばれる繊維のかたまりも魅力の一つ。様々な糸を使用して織り上げることによって、あたたかみのある風合いが生まれます。

何枚あっても困らないはんかちは、お世話になった方や、てみやげにもオススメです。

プチギフトとして活用してみてください。