2024.01.16 お知らせ
思いつながる作州絣
令和6年能登半島地震の被害にあわれた皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
これいい和では、現在通販サイト「これいい和市場」でご購入頂いた売上の市場を、義援金として寄付させて。
詳しくはこちらをご覧ください。
令和6年能登半島地震 義援金につきまして
さて、今回はみなさまに岡山の伝統的工芸品「作州絣(さくしゅうかすり)」についてご紹介します。
1| 作州絣について
2| 作州絣の特徴
3|おすすめアイテム
1|作州絣について
作州絣の生まれは岡山県、現在の津山市にあたります。
現在は「作州絣保存委員会」によってその技術が受け継がれています。
実は作州絣は、一時その技術が途絶えたことがあります。
その歴史を辿ってみると、作州絣の生まれは実は戦後。産業の復興のためにと誕生したのがはじまりでした。
江戸時代から明治初期まで庶民の衣服としてさかんに織られていました。
しかし、近い地域の織物に押されたことで、その担い手も減り、昭和34年頃には生産が途絶えます。
作州絣はその技術だけが残されていました。
現在は、作州絣保存会会長によって、その技術を継承し技術の担い手として活動をされています。
2|作州絣の特徴
作州絣は太めの木綿糸を使用して織り上げられた素朴な織物で、青と白の温かみのある風合いが特徴です。
そもそも絣とはかすれたような模様をあえて生み出す織物です。先に染めた糸=先染めの糸を経糸(たていと)、緯糸(よこいと)と分け、模様を生み出します。
模様のモチーフになるのは椿と松、鶴と亀など縁起が良いとされるものも多く、この特徴ある模様は「くくり」という工程から生まれます。
「くくり」とは、糸を束にし、そこに染料が染み込まないようにしっかりくくっていくことです。白く染め残すところを糸で縛り染色をします。その後、織りによって柄を織っていきます。
ベースとなる色は白と藍の2色です。
藍と一言でいっても色味は様々。深い青や紺もあれば目の覚めるような明るい青まで、その色合いや、織られていく生地も唯一無二の風合いになります。
3|おすすめのアイテム
日本の織物ネクタイ 作州絣
埼玉の武州正藍染×日本各地の織物。
大剣が武州正藍染、小剣が日本の伝統の織物になっています。紺と白のあたたかみのある風合いが特徴のある作州絣を小剣にし、青の美しさが際立つネクタイに仕上げました。
日本の織物 ネクタイピン 作州絣
織物の魅力を現代の私たちの生活になじむデザインでご提案する「日本の織物シリーズ」。
ネクタイとセットで。どこか感じるなつかしさと、特徴あるかすれたような風合いが魅力のタイピンです。