こんにちは、これいい和のいきものがかりです。 今回のテーマは、「和ろうそくの明かりと過ごす夜」。和ろうそくの素敵な魅力と、作られる工程をお伝えします。

1.和ろうそくの明かり

和ろうそくは、穏やかで温かな光で部屋を包み込んでくれるアイテムです。静かな夜、温かな明かりがともると、時間が緩やかに流れ始めます。和ろうそくの炎が揺らめく中、心が穏やかになり、日々の喧騒を忘れさせてくれる瞬間です。
ろうそくの灯りがもたらす温かさは、リラックスした雰囲気を生み出します。その明かりの下で、本を読んだり、音楽を楽しんだり…。新鮮な気持ちで自分と向き合い、自分の心の声に耳を澄ますことも。
和ろうそくの灯りと過ごす夜は、自分とのコミュニケーションの時間になるのです。日々の喧騒から離れ、心を整え、新しい一日への準備を整える。そんな特別な瞬間が、和ろうそくの灯りと共に過ごせるのです。
和ろうそくの特徴の1つに、風に強く、明るく力強い炎というのがあります。これは、芯が空洞になっているため。燃えている間も灯芯から吸い上げたロウと酸素が供給されるため。風に強く、明るく力強い炎となるのです。

2.石油などを一切使わない「和ろうそく」の工程

和ろうそくの特徴は「原料」と「芯」とにあります。
植物ロウを主原料とし、ハゼ・パーム椰子・菜種・米ぬか・うるしなど、さまざまな植物ロウから作られています。これに対して洋ろうそくは石油から採れるパラフィンが原料。植物ロウの和ろうそくは、洋ろうそくと比べても油煙も少なく、ススも少ないという特徴があります。
芯は和紙とイグサなど、自然の材料でできています。筒状にした和紙の上から灯芯を手巻きし、その上から真綿をうすく巻き付けてほどけないように留めています。(ちなみに洋ろうそくは糸を芯としています)
このようにしてできた芯をろうそくの型にさし、溶かしたロウを流しこみます。冷えて固まったら取り出して、一本一本丁寧に仕上げることで、和ろうそくが出来上がるのです。

3.手軽に楽しめるミニ燭台セット

静かにゆらぐ明るい和ろうそくの炎は、「癒しのひととき」を生み出します。
夜のしじまに、ろうそくの炎のゆらめきを楽しんでみたり、クリスマスシーズンは食卓の灯りとして灯すのもいかがでしょうか。

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和ろうそくをはじめて灯すという方や、贈り物におすすめなのが、和ろうそくのミニ燭台セット。ろうそくには、さくら、ひまわり、菊、梅が鮮やかに描かれています。職人さんが一つ一つ手描きしているのです。
作っているのは、明治25年に創業し、石川県の能登七尾で和ろうそくを作り続けている高澤ろうそくさん。先人が培った精神を伝統として引き継ぎ、和ろうそくにあかりを灯すことは、「こころと身体をつなぐ役割がある」と考え、より豊かな時間を過ごしてほしいという想いで和ろうそくを作っています。
様々な形で使われてきた和ろうそくを、おうちで味わってみてはいかがでしょうか。

・ご注意点
火のお取り扱いには十分ご注意ください。

七尾和ろうそく ミニ燭台セット(手描2号4本) 1,870円